チャベス ラテンアメリカは世界を変える
チェ・ゲバラの娘アレイダがインタビューする形を取る本著。まだ読みかけですが早くもジーンとくる熱いノンフィクションです!
米国と中南米諸国の関係は財閥と下請け業者みたいなものでグアテマラでいえばユナイテッド・フルーツ社、本著でいえば石油利権などアメリカ資本の企業が政治に口を出す構図となっています。この関係は欧州とアフリカ諸国、米国と中東、冷戦時代のソビエトと東欧共産主義諸国との関係などに当て嵌めることができます。でその下請け業者に介入の旨みがないとホテル・ルワンダのような悲劇が起こるんだと理解しています。
で、そんなアレイダ・ゲバラもちょこっと出ている「チェ・ゲバラ 人々のために」も見ました。ドキュメンタリーで当たり前の話ですがゲバラが動いてます。ゲバラ自身。本や写真でしか触れてなかったので新鮮な感じでした。つーかゲバラって男前だよね。
話自体は知ってる話なのでそんなでしたが動いているゲバラということでは貴重な一本。あとゲバラ日記に出てくるポンボ(ボリビアゲリラの生き残り3名のうちの一人)もインタビューに答えています。